“手股”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
タナマタ60.0%
たなまた40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其でも、玉を拾ひ續ける。玉は水隱ミガクれて、見えぬ樣になつて行く。姫は悲しさに、もろ手を以てスクはうとする。ムスんでも/\、水のやうに手股タナマタから流れ去る白玉——。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
其でも、玉を拾ひ續ける。玉は水隱ミガクれて、見えぬ樣になつて行く。姫は悲しさに、もろ手を以てスクはうとする。ムスんでも/\、水のやうに、手股タナマタから流れ去る白玉——。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
姫は悲しさに、もろ手を以てすくはうとする。むすんでも/\水のやうに、手股たなまたから流れ去る白玉——。玉が再び砂の上に並んで見える。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
姫は悲しさに、もろ手を以てすくおうとする。むすんでも掬んでも、水のように、手股たなまたから流れ去る白玉——。玉が再、砂の上につぶつぶ並んで見える。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)