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憂慮
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ゆうりょ
ふりがな文庫
“
憂慮
(
ゆうりょ
)” の例文
これ勝伯の当時においてもっとも
憂慮
(
ゆうりょ
)
したる点にして、吾人はこれを当時の
記録
(
きろく
)
に
徴
(
ちょう
)
して
実
(
じつ
)
にその憂慮の
然
(
しか
)
るべき
道理
(
どうり
)
を見るなり
云々
(
うんぬん
)
。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
それいらい『宇宙の女王』号よりの無電連絡はとだえておりまして、すでに一時間余を経過しており、同号の安否はすこぶる
憂慮
(
ゆうりょ
)
されております。
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかし、話の内容は決して
愉快
(
ゆかい
)
なものではなかった。塾の将来に対する
憂慮
(
ゆうりょ
)
や、理事長と塾長に対する同情と
激励
(
げきれい
)
の言葉が、ほとんどそのすべてであった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
彼女は、短い言葉で受け答をしながらも、その白い
面
(
おもて
)
は、だん/\深い
憂慮
(
ゆうりょ
)
に包まれて行った。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
その後
暴人
(
ぼうじん
)
江戸
市街
(
しがい
)
に
横行
(
おうこう
)
し、
良家
(
りょうか
)
に
闖入
(
ちんにゅう
)
して金銭を
掠
(
かすむ
)
るの
噂
(
うわさ
)
ありし時も、先生
頗
(
すこぶ
)
る予が家を
憂慮
(
ゆうりょ
)
せられ、特に
塾員
(
じゅくいん
)
に
命
(
めい
)
じ、
来
(
きたっ
)
て予が家に
宿泊
(
しゅくはく
)
せしめ、
昼夜
(
ちゅうや
)
警護
(
けいご
)
せられたることあり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
▼ もっと見る
久慈たちにクロクロ島をあずけておいたが、その後、彼からの通信は来ず、そのうえ、クロクロ島は、洋上を漂流しているなどと、非常に
憂慮
(
ゆうりょ
)
すべき事態の下にあったのである。
地球要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「お話中を恐れ入りますが、他の重大事件には私は殆んど関心を持って居りませんので。はい、
只々
(
ただただ
)
重大人物博士の
失踪
(
しっそう
)
について非常なる
憂慮
(
ゆうりょ
)
と不安と
焦燥
(
しょうそう
)
とを覚えている次第でございます」
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
勇敢なる大尉及び同乗者等の
安否
(
あんぴ
)
は、極めて
憂慮
(
ゆうりょ
)
さる”
英本土上陸戦の前夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“憂慮”の意味
《名詞》
憂慮(ゆうりょ)
心配すること。
(出典:Wiktionary)
憂
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
慮
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
“憂慮”で始まる語句
憂慮気