“憂慮気”の読み方と例文
読み方割合
きづかわしげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蛞蝓なめくじだとペロリと呑みたくなって危いが、蝸牛でんでんむしなら仔細しさいあるまい、見舞おうと、おのおの鹿爪らしく憂慮気きづかわしげに、中には——時々の事——縁へ這上ったのもあって、まじまじと見てつらを並べている。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)