“ゆうりょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
憂慮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は、短い言葉で受け答をしながらも、その白いおもては、だん/\深い憂慮ゆうりょに包まれて行った。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
その後暴人ぼうじん江戸市街しがい横行おうこうし、良家りょうか闖入ちんにゅうして金銭をかすむるのうわさありし時も、先生すこぶる予が家を憂慮ゆうりょせられ、特に塾員じゅくいんめいじ、きたって予が家に宿泊しゅくはくせしめ、昼夜ちゅうや警護けいごせられたることあり。
久慈たちにクロクロ島をあずけておいたが、その後、彼からの通信は来ず、そのうえ、クロクロ島は、洋上を漂流しているなどと、非常に憂慮ゆうりょすべき事態の下にあったのである。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)