“惡戯”のいろいろな読み方と例文
新字:悪戯
読み方割合
いたづら75.4%
わるさ18.8%
あくぎ2.9%
いたずら1.4%
おいた1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸の噂の種を掻き集めて歩く八五郎は、生れながらの新聞記者で、好意と惡戯いたづらつ氣と、好奇心と洒落つ氣にち溢れてをりました。
振り返ると、三十前後の、苦味走つた男、小博奕こばくちから小格子あさり、渡り中間の惡戯わるさは、ピンからキリまで卒業したらしい男です。
だい三の化物ばけもの本體ほんたい動物どうぶつで、その目的もくてきによつて惡戯あくぎためと、復仇ふくしうためとにわかつ、惡戯あくぎはう如何いかにも無邪氣むじやきで、きつねたぬき惡戯あくぎ何時いつでもひとわらひのたねとなり、如何いかにも陽氣やうき滑稽的こつけいてきである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
「唯の惡戯いたずらおどかしぢやあるまい、俺も行つて見よう」
ほんにかは陽氣ようきわるいけれど太郎たろさんは何時いつ惡戯おいたをしてますか、何故なぜ今夜こんやれておいででない、お祖父ぢいさんもこひしがつておいでなされたものをとはれて、また今更いまさらにうらかなしく
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)