“怨嗟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんさ92.5%
ゑんさ5.7%
うらみ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もとよりのこと。仰せのごとき暴をなせば、上下しょうか怨嗟えんさをうけ、諸方の敵方に乗ぜられ、末代、殿の悪名はぬぐうべくもおざるまい」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
扇屋に對する怨嗟ゑんさと憎惡、それを繰り返して聽かされると、さすがに平次も少しうんざりした樣子です。
上の句の頭字を五十音順に列べた其配列法ならべかたが、最初少からず富江の怨嗟うらみを買つた。しかし富江も仲々信吾に劣らなかつた。そして組を分ける毎に、信吾と敵になるのを喜んだ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)