“遺恨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いこん74.5%
うらみ17.0%
ゐこん8.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相手の吉良を、討ち損じた事だけは、遺恨いこんに存ずるが、かくなる上は、もはや女々めめしい振舞はいたさぬ。お気づかいなく、お放し下さい
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、言って、白い顔の柔和な眉毛の下を遺恨うらみのあるように、軽く指尖で抑えて見せた。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
御召捕に相成し哉と存じ居候所扨は此忠兵衞が仕業しわざなるか夫にて漸々相分り申候此忠兵衞事私しへ對し遺恨ゐこんの儀御座候に付かくはからひ私しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)