御気性ごきしょう)” の例文
旧字:御氣性
その御同情ごどうじょうふかいこと、またその御気性ごきしょう素直すなおなことは、どこの世界せかいさがしても、あれ以上いじょう御方おかたまたとあろうとはおもわれませぬ。
そのお館の御精神が、どこにあるか、日ごろからどんな御気性ごきしょうか、それくらいなこともわきまえずに、おぬしらは、よう御奉公が成るな。命をさしあげられるな。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「殿様の御気性ごきしょうを御存じでしょう——。」
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
みこと日頃ひごろの、あの雄々おおしい御気性ごきしょうとて「んのおろかなこと!」とただ一ごんしてしまわれましたが、ただいかにしてもないのは
もうすもかしこけれど、お婿様むこさまは百だい一人ひとりわれる、すぐれた御器量ごきりょう御子みこまたきさきは、しとやかなお姿すがたうち凛々りりしい御気性ごきしょうをつつまれた絶世ぜっせい佳人かじん