“御気色”のいろいろな読み方と例文
旧字:御氣色
読み方割合
みけしき93.9%
ごきしょく6.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逆鱗げきりんは申すまでもない。お留守をあずかっていた公卿輩くげばらはもちろんのこと、行幸みゆきいてもどった人々も、その御気色みけしき慴伏しょうふくして
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そういううちにも怪しき御気色みけしきになり、舗道の上に両股を踏ん張って真実今にも喚き出そうふうだから、古市もとうとう兜を脱ぎ、ままよ
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
奥様が御気色ごきしょくの悪い日には旦那様はそっと御部屋へ行って、恐々おずおず御傍へ寄りながら
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「やっ、五郎左に抜かれて、御気色ごきしょくを損じたに違いないぞ」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)