“御持參”の読み方と例文
読み方割合
ごぢさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『これ、武村兵曹たけむらへいそう足下おまへはなか/\薩摩琵琶さつまびはうまさうな、一曲いつきよくやらんか、やる! よした。』とかたはら水兵すいへいめいじて、自分じぶんかね御持參ごぢさん琵琶びは取寄とりよせた。
……これはそのまゝ、いま頂戴ちやうだいつてる。……ふろ敷包しきづつみ御持參ごぢさんで、「つくゑしな。」とおえにつた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なされ請人うけにんとも御三人御印形ごいんぎやう御持參ごぢさんあるべしと申ければ庄三郎大いによろこ立歸たちかへりてお常忠八に長兵衞が申せしとほはなしけるにお常はこれきゝそれは長兵衞事此地面このぢめん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)