“御師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おし64.7%
オシ23.5%
おんし11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内証ながら、山田の御師おし何某なにがしにひかされて、成程、現に師匠をしている、が、それは、山田の廓、新道の、俗に螢小路と云う処になまめかしく、意気である。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
伊勢の御師オシ達にも、そんな神楽をもつて廻つた時代があつた。其図が現存してゐるが、非常に変つたものである。
古代人の思考の基礎 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此所の絶壁ぜつへき竪御号たておがう横御号よこおがうといふ、里俗りぞく伊勢より御師おんしの持きたるおはらひ箱をおがうさまといふ、此絶壁ぜつへきの石かの箱のかたちたるをもつてかくいふなり。