“從者”のいろいろな読み方と例文
新字:従者
読み方割合
ずさ40.0%
じうしや20.0%
じゆうしや20.0%
じゅうしゃ10.0%
ともびと10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
從者ずさは近きあたりの院に立寄りて何事か物問ふ樣子なりしが、やがて元の所に立歸り、何やら主人に耳語さゝやけば、點頭うなづきて尚も山深く上り行きぬ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
うまれてはじめてのたひたび! 從者じうしやもつれずただひとりはじめの七なにかと物珍ものめづらしくおもしろかつたが、段々だん/″\つて澤山たくさんのくるしいことやかなしいことが、いたるところに待伏まちぶせ
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
昌黎しやうれいものいふことあたはず、なんだくだる。韓湘かんしやういはく、いまきみ花間くわかん文字もんじれりや。昌黎しやうれい默然もくねんたり。ときおくれたる從者じゆうしやからうじていたる。昌黎しやうれいかへりみて、うていはく、何處いづこぞ。藍關らんくわんにてさふらふ
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
此時このとき領主りゃうしゅ公爵こうしゃく多勢おほぜい從者じゅうしゃ引連ひきつれて出る。モンタギュー長者夫婦ちゃうじゃふうふ、カピューレット長者夫婦ちゃうじゃふうふ其他そのた多勢おほぜい出る。
避りし所以ゆゑは、その八十神おのもおのも稻羽いなば八上やかみ比賣よばはむとする心ありて、共に稻羽に行きし時に、大穴牟遲おほあなむぢの神にふくろを負せ、從者ともびととしてて往きき