年明ねんあけ)” の例文
一軒いつけん煮染屋にしめやまへちて、買物かひものをして中年増ちうどしま大丸髷おほまるまげかみあまたんだる腕車くるまして、小僧こぞう三人さんにんむかうより來懸きかゝりしが、私語しごしていはく、ねえ、年明ねんあけだと。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
もとめて懸合かけあひに及びけるに幸ひ此丁字屋にても追々子供こども年明ねんあけ近寄ちかよりければ何卒どうぞしてよき子供をかゝへんと思ふ折柄をりから故其娘を今日にも見たきとの事なれば長庵は急ぎ宅へ歸りおとゝ十兵衞にもお文にも此由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)