“年明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねんあ72.7%
ねんあけ18.2%
ねんあき9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おなじ年明ねんあきを引摺り込むにしても、もう少し眞人間らしいのを連れて來ればいゝのに、權三の奴めも見かけによらねえはならし野郎だ。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
一軒いつけん煮染屋にしめやまへちて、買物かひものをして中年増ちうどしま大丸髷おほまるまげかみあまたんだる腕車くるまして、小僧こぞう三人さんにんむかうより來懸きかゝりしが、私語しごしていはく、ねえ、年明ねんあけだと。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「待ちねえよ、赤い襦袢と、それじゃあ、お勘がとこに居る年明ねんあきだろう、ありゃおめえもう三十くらいだ。」
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)