“巖石”のいろいろな読み方と例文
新字:巌石
読み方割合
がんせき42.9%
イソ28.6%
いわ14.3%
がんぜき14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次第しだい/\に鐵車てつしや曳上ひきあげ、遞進機ていしんき螺旋形揚上機らせんけいやうじやうきとは反對はんたいに、後方こうほう巖石がんせき支臺さゝへとして、彈力性だんりよくせい槓桿こうかん伸張しんちやうによつて、無二無三むにむさん鐵車てつしや押上おしあげるのである。
かうつと——姉御が、墓の戸で哭きワメいて、歌をうたひあげられたつけ。「巖石イソウヘに生ふる馬醉木アシビを」と聞えたので、ふと、冬が過ぎて、春もけ初めた頃だと知つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
口栓キルクを抜くのももどかしと、かたわらの巖石いわをめがけて投げつけると、瓶は微塵に砕け、なかから黄色い紙に何か細々と記した物が出て来た。
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
此處こゝです。』と一言いちごんのこして、鐵門てつもんくゞつた、わたくしもつゞいてそのなかると、たちまる、此處こゝは、四方しほう數百すうひやくけん大洞窟おほほらあなで、前後左右ぜんごさゆうけづつたやう巖石がんぜきかこまれ、上部じやうぶには天窓てんまどのやうな