“口栓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
キルク50.0%
くち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口栓キルクを抜くのももどかしと、かたわらの巖石いわをめがけて投げつけると、瓶は微塵に砕け、なかから黄色い紙に何か細々と記した物が出て来た。
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
この瓶の口栓キルクはすでに腐っておる、そのうえ瓶の外にしている海苔こけは、決してこの近海に生ずる物ではない、南洋の海苔こけだ、南洋の海苔こけだ、このような海苔こけの生じているので見ても
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
三升樽の口栓くちの抜けないのを、横さまに拳で擲つてゐた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)