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山鴉
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やまがらす
ふりがな文庫
“
山鴉
(
やまがらす
)” の例文
「渡しましたが——あの娘は——何しろああ云う娘ですし、——
白鳥
(
はくちょう
)
は
山鴉
(
やまがらす
)
になどと——、失礼な口上ですが、——受け取らないと申し——」
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そのミサキの最も主要なものは狐であったが、正月には
山鴉
(
やまがらす
)
もまたそう呼ばれる。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
艶々
(
つやつや
)
と映った時、
山鴉
(
やまがらす
)
の
嘴太
(
はしぶと
)
が——二羽、小刻みに縁を走って、片足ずつ
駒下駄
(
こまげた
)
を、
嘴
(
くちばし
)
でコトンと壇の上に揃えたが、鴉がなった
沓
(
くつ
)
かも知れない、同時に
真黒
(
まっくろ
)
な羽が消えたのであるから。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
枝を踏み折る
山鴉
(
やまがらす
)
。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
それは
醜
(
みにく
)
い
山鴉
(
やまがらす
)
が美しい
白鳥
(
はくちょう
)
に恋をして、ありとあらゆる空の鳥の
哂
(
わら
)
い物になったと云う歌であった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
鴉
漢検1級
部首:⿃
16画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車