“やまがらす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山鴉80.0%
山烏20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
艶々つやつやと映った時、山鴉やまがらす嘴太はしぶとが——二羽、小刻みに縁を走って、片足ずつ駒下駄こまげたを、くちばしでコトンと壇の上に揃えたが、鴉がなったくつかも知れない、同時に真黒まっくろな羽が消えたのであるから。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
枝を踏み折る山鴉やまがらす
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「大丈夫、確に山烏やまがらすだ。くちばしが華奢で羽色が紫色に光っている」
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)