“射干”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひあふぎ50.0%
しゃかん20.0%
しゃが10.0%
ひあふき10.0%
ひおうぎ10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と靴をとつて戸袋の側の下駄箱へ入れた。ふと見ると障子の所に何か草花を揷して花瓶が置いてある。どうも射干ひあふぎらしいので何だときくと
開業医 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
射干ひあふぎにも似、菖蒲あやめにも似たる葉のさま、燕子花かきつばたに似たる花のかたち、取り出でゝ云ふべきものにもあらねど、さて捨てがたき風情あり。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
かよわなる薄陽うすび光線ひすぢ射干ひあふぎの細葉は透けど早やなむとす
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
射干しゃかんは「ひあふぎ」「からすあふぎ」などいへる花草にして、ここは「照射ともしして」のあやまりなるべし。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
射干しゃかんは「ひおうぎ」「からすおうぎ」などいえる花草にして、ここは「照射ともしして」の誤なるべし。
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
林や竹藪の中にくぐまる射干しゃが、春蘭のような花すら美しき遠つ世を夢みている。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
九谷焼の花瓶に射干ひあふきと白い夏菊なつぎくの花を投込なげこみに差した。
住吉祭 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
庭前に咲ける射干ひおうぎを根ながら掘りて左千夫の家土産いえづととす。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)