“しゃかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舎監58.3%
射干16.7%
這間8.3%
左官8.3%
謝監8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへ体操の教師を兼ねていた舎監しゃかんが見回りに来て、やがてその舎監のくつおとが寄宿舎の廊下に消えるころになっても、まだ話しこんでいるものがあります。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
射干しゃかんは「ひあふぎ」「からすあふぎ」などいへる花草にして、ここは「照射ともしして」のあやまりなるべし。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
ゲルハルトの若かりし頃は、どんなにすばらしい歌い手であったか、いろいろの文献と語り伝えが這間しゃかんの消息を物語っている。
どう考えてもそれほどの芸術家とは思われず、久しい間一脈の疑問が這間しゃかんに残されたのも無理のないことであった。
わっちはこれでも左官しゃかんとしちゃあ腕っこきと云われてるんだ、酒のために貧乏こそしちゃあいるが、そんないかがわしいうしろ暗えまねは、これっぽっちもした覚えはねえんだ
長屋天一坊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
屋主の謝監しゃかんという男は、阿繊の美しいのを見て、妾にしようと思って、初めから家賃を取らずに置いて、頻りに老婆にほのめかしたが、老婆はことわっていた。
阿繊 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)