宿題しゅくだい)” の例文
いよいよおひるになって、みんながお弁当べんとうべるときとなったのです。ひとり、北川きたがわだけはつくえかって、宿題しゅくだいをしていました。
笑わなかった少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
宿題しゅくだいもみんなましたし、かにることも木炭すみあそびも、もうみんなきていました。達二は、家の前のひのきによりかかって、考えました。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ふつうの子どもなら、ただ勉強するほかに仕事はないし、それでもかれらはしじゅうあたえられた宿題しゅくだいをやる時間がないといって、ぶつぶつ言うのである。
「本も宿題しゅくだいもないところへ、いくんだよォ!」とニールスは答えました。
「おまえには、あたらしい問題もんだいをやらない。」と、いって宿題しゅくだいってあるかみをおわたしになりませんでした。そのうちに、暑中休暇しょちゅうきゅうかとなりました。
宿題 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるのことでした。算術さんじゅつ時間じかんに、先生せんせいは、戸田とだが、宿題しゅくだいをしてこなかったので、たいそうおしかりになりました。
宿題 (新字新仮名) / 小川未明(著)
長吉ちょうきちはそのつくえかって算術さんじゅつ宿題しゅくだい勉強べんきょういたしましたけれど、どうしてもこたえができなくてかんがえていますうちにねむくなって、ついにてしまいました。
残された日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あちらのへやで、明日あした宿題しゅくだいをしていた正二しょうじは、何事なにごとかとおもって、すぐに祖父そふのところへやってきました。
二百十日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ほかの生徒せいとたちは、先生せんせいから宿題しゅくだいかみをもらったけれど、友吉ともきち一人ひとりは、もらうことができませんでした。
僕が大きくなるまで (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼく宿題しゅくだいでわからないところがあるから、きにいってもいい?」と、戸田とだが、いいました。
宿題 (新字新仮名) / 小川未明(著)
長吉ちょうきち自分じぶんそとて、ともだちの仲間なかまはいってあそびたいのでありますが、明日あす算術さんじゅつ宿題しゅくだいがあるなので、まだそれがしてないので、どうしてもそとあそになれなかったのであります。
残された日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
宮川みやがわさん、て、宿題しゅくだいの一ばんめをおきなさい。」
残された日 (新字新仮名) / 小川未明(著)