“容(ゆ)” の例文
されども文三が死だ気になって諸事お容(ゆ)るされてで持切ッているに、お政もスコだれの拍子抜けという光景(きみ)で厭味の音締(ねじめ)をするように成ッたから、まず好しと思う間もなく
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
或は聖情と称(い)ふ、何を以て劣と聖との別をなす、何が故に一は劣にして、一は聖なる、若し人間の細小なる眼界を離れて、造化の広濶なる妙機を窺(うかゞ)えば、孰(いづれ)を聖と呼び、孰(いづ)れを劣と称(よ)ぶを容(ゆ)るさむ。