“夕雲雀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうひばり50.0%
ゆふひばり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なれや知る、都は野辺の夕雲雀ゆうひばり、あがるを見ては落つる涙は」有名な古歌である。
応仁の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
麦の穂は一面白金色はくきんしょくに光り、かわず鳴く田は紫雲英れんげそうくれないを敷き、短冊形たんざくがた苗代なわしろには最早嫩緑どんりょくはりがぽつ/\芽ぐんで居る。夕雲雀ゆうひばりが鳴く。日の入る甲州の山の方からちりのまじらぬ風がソヨ/\顔を吹く。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
応仁おうにんの乱か何かにつた人の歌に、「も知るや都は野べの夕雲雀ゆふひばりあがるを見ても落つる涙は」と云ふのがあります。まるうちの焼け跡を歩いた時にはざつとああ云ふ気がしました。
畑の 中の 夕雲雀ゆふひばり
雨情民謡百篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)