“嫩緑”の読み方と例文
読み方割合
どんりょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麦の穂は一面白金色はくきんしょくに光り、かわず鳴く田は紫雲英れんげそうくれないを敷き、短冊形たんざくがた苗代なわしろには最早嫩緑どんりょくはりがぽつ/\芽ぐんで居る。夕雲雀ゆうひばりが鳴く。日の入る甲州の山の方からちりのまじらぬ風がソヨ/\顔を吹く。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)