“喉声”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のどごえ83.3%
こえ8.3%
のどこえ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
テナルディエの女房は指錠をはめられるままに身を任した悪漢どもの方をじろりと見やって、つぶれた喉声のどごえでつぶやいた。
「ああ、……ああ、……」おかやの口を衝いて、唖者に独特の哀しい喉声こえが洩れた。
日本婦道記:二十三年 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
四日めに助左衛門は意識を恢復かいふくした、しかし眼と唇が僅かに動くだけである。殆んど全身が不随のままで、ときどき唖者あしゃのような喉声のどこえをもらした。
落ち梅記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)