喉声のどこえ)” の例文
四日めに助左衛門は意識を恢復かいふくした、しかし眼と唇が僅かに動くだけである。殆んど全身が不随のままで、ときどき唖者あしゃのような喉声のどこえをもらした。
落ち梅記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)