なづく)” の例文
京都の学校は明治二年よりもといを開きしものにて、目今もっこん、中学校となづくる者四所、小学校と名るもの六十四所あり。
京都学校の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
名ヲ茗醼ニ託シテ浮世半日ノ閑ヲぬすム。社ニなづく所以ゆえんナリ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
或は経史けいしを読み或は兵書を講じ、騎馬きば槍剣そうけん、いずれもその時代に高尚こうしょうなづくる学芸に従事するが故に、おのずから品行も高尚にしていやしからず、士君子しくんしとして風致ふうちるべきもの多し。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)