“勉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つと90.4%
つとむ4.8%
つとめ3.6%
べん1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新刊の『活文壇』は再三上野三宜亭(さんぎてい)に誌友懇談会を開き投書家を招待し木曜会の文士交〻(こもごも)文芸の講演を試むる等甚勉(つと)むる処ありしが
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
今更(いまさら)に思(おも)つてみれば、勉(つとむ)はもう十九である。九つと三つの子供(こども)を遺(のこ)されてからの十年間(ねんかん)は、今(いま)自分(じぶん)で自分(じぶん)に涙(なみだ)ぐまれるほどな苦勞(くらう)の歴史(れきし)を語(かた)つてゐる。
悔 (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
道々も故意(わざ)と平気な顔をして、往来を眺めながら、勉(つとめ)て心を紛らしている中(うち)に、馴染の町を幾つも過ぎて俥(くるま)が停車場(ステーション)へ着いた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
その次に偉(えら)くなるのは君だとみんなが云つているから、しつかり勉(べん)強したまへ、と言つた言葉を憶ひ出し、惡(わる)い氣持はしなかつたのである。
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)