力量りきりやう)” の例文
我に二六かてからんとならば二七力量りきりやうの男どもこそ参りつらめ。你がやうの二八げたるさましてねぶりをおそひつるは、きつねたぬきなどのたはむるるにや。二九何のおぼえたるわざかある。
立去たちさりたり此長助は力量りきりやうすぐれし男故さいはひに打勝うちかちしとは雖も何共合點がてんの行かぬ者なりまさしく是も四人の者のたくなるべしと話合はなしあひながら長助は道々みち/\お常は清三郎とわける事おくまちう八と不義ふぎの事などおちもなくかたりければ又七は始めてお熊は忠八とわけありし事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)