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剥
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むき
ふりがな文庫
“
剥
(
むき
)” の例文
剥
(
むき
)
出して九助を
發打
(
はつた
)
と
睨付
(
ねめつけ
)
コリヤ/\其方は只今御重役の一言にのさばり若や命も助るかと
未練
(
みれん
)
にも今となりて
諄言
(
よまひごと
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
西洋婦人の様に
真中
(
まんなか
)
で毛を分けて
其
(
その
)
毛で額を作つた形は日本の王朝の貴婦人も同じであつた事が想はれる。今の日本人の様に額を
剥
(
むき
)
出しにして居るのは王朝の
尼額
(
あまびたひ
)
と一緒である。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
切
(
きり
)
彦兵衞重罪なればとて
面
(
かほ
)
の皮を
剥
(
むき
)
て獄門に
梟
(
かけ
)
られしかば皆々彦兵衞は全く御所刑に成りし事と心得居たるを
此度
(
このたび
)
斯
(
かく
)
明白
(
めいはく
)
に善惡を
糺
(
たゞ
)
されし故世の人彦兵衞は
無實
(
むじつ
)
の罪に死なざりし事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
生際
(
はへぎは
)
の好い人は其れでも好いが、さうでない人は何とか工夫を施したいものである。日本の様に
剥
(
むき
)
出しにしなければならない事になつたら、
巴里
(
パリイ
)
の美人の数は日本と同じ位にも減る事であらう。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
剥
(
むき
)
だし是程に言ても
聞分
(
きゝわけ
)
ぬ
強情
(
がうじやう
)
阿魔
(
あま
)
め然らば此所で打殺し川へ
投込
(
なげこむ
)
覺悟
(
かくご
)
をしろと
手頃
(
てごろ
)
の木の
枝
(
えだ
)
追取て
散々
(
さん/″\
)
に打けるをお梅は片邊に見居たりしが
迯出
(
にげいだ
)
さんとする所を
雲助
(
くもすけ
)
眼早
(
めばや
)
く見咎めて爰にも人が居を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
剥
部首:⼑
10画
“剥”を含む語句
引剥
皮剥
追剥
剥取
擦剥
赤剥
逆剥
生剥
剥落
剥出
剥奪
摺剥
剥啄
落剥
剥製
剥身
臭剥
剥脱
剥離
剥繰
...