“凡夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんぷ88.1%
ぼんぶ9.5%
ひと2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし凡夫ぼんぷは平均を目の前に求め、その求むるや物体運動の法則にしたがいて、水の低きにつくがごとく、障害の少なき方に向かう。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
その間ステーションで茫然ぼんやりと待って居らなければならぬ。腹は減るし目的は達せず凡夫ぼんぶという者はこんなつまらぬ考えをするものかと思うような愚痴ぐちも実は心の中に浮びました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
煩悩ぼんのうを断じて菩提ぼだいを得ることです。つまり凡夫ひと仏陀ほとけになることです。にもかかわらず、迷いもない、悟りもない、煩悩もなければ、菩提もない。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)