“六区”の読み方と例文
読み方割合
ろっく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしが日頃ひごろ行きれた浅草あさくさ公園六区ろっく曲角まがりかどに立っていたのオペラかんの楽屋で、名も知らなければ、何処どこから来るともわからない丼飯屋どんぶりめしやじいさんが
勲章 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
公園といっても六区ろっくの見世物小屋の方でなく、池から南の林になった、共同ベンチの沢山たくさん並んでいる方ですよ。
モノグラム (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その中にこの四角いものは突然電燈をともしたと見え、横にこう云う字を浮かびあがらせる。——上に「公園六区ろっく」下に「夜警詰所やけいつめしょ」。上のは黒い中に白、下のは黒い中に赤である。
浅草公園:或シナリオ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)