“充實”のいろいろな読み方と例文
新字:充実
読み方割合
じうじつ33.3%
じゆうじつ33.3%
じうじゆつ16.7%
つま16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今詳に之を知るによしなしと雖も、蛤貝の殼の内に魚鱗の充實じうじつしたるを發見はつけんする事有れば貝殼を以て魚鱗をのぞく事の有りしはたしかなるべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
あたま巓邊てつぺんからあし爪先つまさきまでこと/″\公案こうあん充實じゆうじつしたとき、俄然がぜんとして新天地しんてんち現前げんぜんするので御座ございます
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
氏の人生を見るたゞちにその底に横はつてゐる眞髓しんずゐとらへてしまひます。そして、それをもつと充實じうじゆつした意味の短かさを以て表現へうげんします。
三作家に就ての感想 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
そのまなこでなうて、そんな鬪爭けんくわまなこ何處どこにあらう? 足下おぬしあたまには鷄卵たまご黄蛋きみ充實つまってゐるやうに、鬪爭けんくわ充滿いっぱいぢゃ、しかも度々たび/″\打撲どやされたので、少許ちっと腐爛氣味くされぎみぢゃわい。