“傳説”の読み方と例文
新字:伝説
読み方割合
でんせつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しも太古たいこにおいて國民こくみんが、地震ぢしんをそれほどにおそれたとすれば、當然たうぜん地震ぢしんくわんする傳説でんせつ太古たいこから發生はつせいしてゐるはずであるが、それはとん見當みあたらぬ。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
すだきかへるこゑつて、果敢はかないなかにも可懷なつかしさに、不埒ふらち凡夫ぼんぷは、名僧めいそう功力くりきわすれて、所謂いはゆる、(かぬかへる)の傳説でんせつおもひうかべもしなかつた。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
しかし、これはたゞ傳説でんせつですから、あてにはなりませんが、これからおはなしするのは、普通ふつうどこにもあり、みなさんがいつでも實際じつさい御覽ごらんになれる樹木じゆもくのおはなしです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)