“世々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よよ72.7%
せぜ9.1%
せゝ9.1%
よゝ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武田家たけだけからは、世々よよ、あつき社領しゃりょうをたまわり、亡家ぼうかののちも、けっしておろそかには思いませぬものを、なんとも面目めんぼくない大失態だいしったい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
生々しょうじょう父母ぶも世々せぜ兄弟はらからのことごとく成仏してしかして後に我れ成仏せん、もし一人いちにんを残さば、われ成仏せずと、地蔵菩薩もお誓いになりました。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
はからずも貴方あなたの御助けに預かりし事まことに有難く存じ奉つる此御恩このごおん生々しやう/″\世々せゝ忘却ばうきやく仕まつらず候と夫婦諸共もろともに涙を流して申しけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こゝに信州しんしう六文錢ろくもんせん世々よゝ英勇えいゆういへなることひとところなり。はじめ武田家たけだけ旗下きかとして武名ぶめい遠近ゑんきんとゞろきしが、勝頼かつより滅亡めつばうのちとし徳川氏とくがはし歸順きじゆんしつ。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)