“不行屆”のいろいろな読み方と例文
新字:不行届
読み方割合
ふゆきとゞき60.0%
ふゆきとゞ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや/\、飛んだお手數で、何んとも申譯のないことでございます、この通りの病人ですが、万事は私の不行屆ふゆきとゞきからでございます」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
こば贋者にせものと申立たしかなる證據もなく再吟味さいぎんみ願ひ出るは拙者どもが調べを不行屆ふゆきとゞきと申にや何分にも重役どもを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其方儀そのはうぎ重四郎を同宿大津屋ゆう方へ入夫致させ候せつ身元みもとをもたゞさず世話致し候段不行屆ふゆきとゞきに付過料くわれうとしてぜに三貫文申付る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もし村民そんみん訓練くんれん不行屆ふゆきとゞきであり、あるひすことを第二だいににしたならば、おそらくは全村ぜんそん烏有うゆうし、人命じんめい損失そんしつたすけられた五十八名ごじゆうはちめいなかにもおよんだであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)