“不行迹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふぎやうせき50.0%
ふぎょうせき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
綱宗は不行迹ふぎやうせきかどもつて、七月十三日にに逼塞ひつそくを命ぜられて、芝浜しばはまの屋敷から品川にうつつた。芝浜の屋敷は今の新橋停車場の真中程まんなかほどであつたさうである。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
玄隆はわかい時不行迹ふぎょうせきのために父永寿に勘当せられていたが、永寿の歿するに及んで末期まつご養子としてのちけ、次で抽斎の門人となり、また抽斎に紹介せられて海保漁村の塾にった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)