“ふぎょうせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不行跡85.7%
不行迹14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、祖父が大酒を飲んだ酬いで親父が病身でした。現に私が、頭が好くないって、社長に叱られるのも祖父の不行跡ふぎょうせきたたっているんです」
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
優善は不行跡ふぎょうせきのために、二年ぜんに表医者から小普請医者にへんせられ、一年ぜんに表医者すけに復し、父を喪う年の二月にわずかもとの表医者に復することが出来たのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
玄隆はわかい時不行迹ふぎょうせきのために父永寿に勘当せられていたが、永寿の歿するに及んで末期まつご養子としてのちけ、次で抽斎の門人となり、また抽斎に紹介せられて海保漁村の塾にった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)