“下郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げろう86.7%
げらう13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ぬかりはございません。そして、てまえは薬持ちの下郎げろうとでも申しますから、先生も下郎の前身をうッかりばらしてはいけませんぜ」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私どもはこれからいついつまでも、天皇のおおせのままに、おうまかい下郎げろうとなりまして、いっしょうけんめいにご奉公申しあげます。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
チッバ やア、下司げす下郎げらう敵手あひてにしておぬしけんかうでな? ベンヺーリオー、こちをけ、いのちってくれう。
「お手紙てがみ上書うはがきおぼえましたの……下郎げらうくちのさがないもんですわね。」とまた微笑びせうす。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)