“三日目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつかめ87.5%
みっかめ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従来これまでに無い難産なんざんで、産のが附いてから三日目みつかめ正午まひる、陰暦六月の暑い日盛ひざかりにひど逆児さかごで生れたのがあきらと云ふおそろしい重瞳ぢゆうどうの児であつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
ところがそれからまた二日ふつかいて、三日目みつかめがたに、かはうそえりいたあたゝかさうな外套マントて、突然とつぜん坂井さかゐ宗助そうすけところつてた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ちょうど、甲府こうふ城下じょうかへはいってから、二日ふつか三日目みっかめひるである。宮内は、馬場はずれの飯屋めしやなわすだれを分けてはいった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おそらく、三日目みっかめを待たず、今夕こんせきかぎりでめちゃめちゃになるだろう。おう、おまえも早くゆくがいい、そして、まんいちの用意よういに、これを証拠しょうこに持ちかえるがよかろう」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)