“三十日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みそか83.3%
さんじふにち12.5%
さんじゅうにち4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども米屋の払を、この三十日みそかにはどうしたものだろうという、苦しい世帯話は、いまだかつて一度も彼らの口には上らなかった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
令史れいしけたことおびたゞし。あきれてあかすに、やまふかうしてひとず。みちたづぬればいへることまさ八百里程はつぴやくりてい三十日さんじふにちからうじてかへる。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
中に筆墨ふですみあきなう男がいた。背中へ荷をいっぱいしょって、二十日はつかなり三十日さんじゅうにちなり、そこら中回って歩いて、ほぼ売り尽してしまうと山へ帰って来て坐禅をする。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)