“一柱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとはしら66.7%
いつちう16.7%
ひとぢ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お角さんはあれで信心者だから、仮りに三位一体の信仰の一柱ひとはしらに見立ててみたたまでのことで、その神妙な指令の受方うけかたになっているのが即ち宇治山田の米友なのであります。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
間近まぢかかくれ、むねふせつて、かへつて、なゝめそらはるかに、一柱いつちうほのほいて眞直まつすぐつた。つゞいて、地軸ちぢくくだくるかとおもすさまじい爆音ばくおんきこえた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
行く春の一絃ひとを一柱ひとぢにおもひありさいへかげのわが髪ながき
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)