“バア”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ばあ
語句割合
酒場85.7%
酒舗3.6%
3.6%
横棒3.6%
酒店3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
街裏の酒場バア騒音と煙ショル・ウント・ラウフ」の一隅に於て、酔っぱらいの私がやはり酔っぱらいのオング君を、十年振りに見出したと思いたまえ。
十年後の映画界 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
蘇西スエズ河口かこうの上に建てられたこの市街は狭いながらも欧洲の入口だけ余程よほど東洋の諸港とちがつた感がした。どの酒舗バアにも茶店カフエエにも早天から客が詰め掛けて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
酒舗バアの奥の一隅では目を赤くして麦酒ビイルを傾けながら前夜から博奕ばくちを引続き闘はして居る一団がある。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
カル——バア——アスよう。」
追放されて (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
両開きの大きな扉をあけると、二側になったチューブの横棒バアにハンガアが三百ほど掛かり、下は靴棚で、これも二百ほど仕切りがあった。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
馴染の酒店バア珈琲店カツフエは派手な百貨店デパアトメント・ストアと一緒にワルツでも踊るやうに陽気に頭の中を過ぎて往つたが、教会らしいものの影は見えなかつた。