“オソ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:おそ
語句割合
44.4%
22.2%
5.6%
火焼5.6%
5.6%
5.6%
5.6%
5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そや。このオソぶる。新嘗ニフナミに、我がりて、イハふ此戸を(万葉集巻十四)
古代生活に見えた恋愛 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
北海道ハ秋モオソクナリマシタ。野原ハ、毎日ノヨウニツメタイ風ガ吹イテイマス。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
乙吉オトキチ新美シンミノ二人ガ、子供ヲ大事ニ気ヲケマス。一雄カズオハ深イ所デ泳イデモアブナイコトハアリマセン。コノ夏ハクラゲヲ大変オソレマス。シカシヨク泳ギ、ソシテヨク遊ビマス。
人間ガ人間ヲ裁クノオソレヲ常ニ想ヘ。裁カバ裁カレン。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
恥処ハヂオソふ為ばかりでなく、屍を完全に掩ふために、柴を与へて通つたのが、後世特定の場処に、柴や花をたむける風に固定したのである。
餓鬼阿弥蘇生譚 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その氷の山にムカうて居るやうな、骨のウヅく戦慄の快感、其が失せて行くのをオソれるやうに、姫は夜毎、鶏のうたひ出すまでは、ホトンド、祈る心で待ち続けて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
吉田博士は狗奴國王の名を卑彌弓呼と云はずして、卑彌弓呼素と讀み、此名の中卑彌弓は卑彌呼と同じく日子ヒノミコの對譯、呼素はオソの音譯なりと見られたり。
倭女王卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 白鳥庫吉(著)