“わうじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
王子40.0%
往時30.0%
往事10.0%
横死10.0%
皇子10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れのみ一人ひとりあしびきやま甲斐かひみねのしらくもあとをすことりとは是非ぜひもなけれど、今歳ことしこのたびみやこをはなれて八王子わうじあしをむけることこれまでにおぼえなきらさなり。
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
で、その婦人は、あたか往時わうじ猶太人ユダヤじんが病人をベテスダの池に送つたやうに、この娘の病氣をなほす爲めにこの學校へ送られたのである。で、私から先生方にも學監にもお願ひしたい。
しばらくありて老婆は酒を暖め来りて、飲まずと言ふ我に一杯を強ひ、これより談話一転して我幻境の往事わうじに入れり。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
渋江氏は宴を辞して帰る途上に力士小柳の横死わうじを聞いた。小柳の横死は文久壬戌の四月であつた。即丁巳よりして五年の後、柏軒の京都に往つた前年である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
此等これらあとから皇子わうじえました、丁度ちやうどにんらせられて、ちひさな可愛かあい方々かた/″\いとたのしげに、つてお二人ふたかたづゝんでおでになりました、いづれもみん心臟ハートかざりたてられてゐました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)