“よしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
余震40.0%
餘震20.0%
予審20.0%
縦令20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何回もつづく場合は、はじめの地震がよほど大きい地震でそのあとにつづいて起る余震よしんは、どれもみなくらべものにならないほどずっと小さい地震なんでしょう。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
統計とうけいによれば、餘震よしんのときの震動しんどうおほいさは、最初さいしよ大地震だいぢしんのものに比較ひかくして、その三分さんぶんいちといふほどのものが、最大さいだい記録きろくである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
大地震後だいぢしんご餘震よしんあまりに恐怖きようふするため、安全あんぜん家屋かおく見捨みすてゝ、幾日いくにちも/\野宿のじゆくすることは、震災地しんさいちける一般いつぱん状態じようたいである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
常習万引じょうしゅうまんびきの罪状はきわめて明白めいはくだった。予審よしんが済むと、私の身柄は直ちに近郊の刑務所に移された。やがて判決言渡いいわたしがあった。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大抵のものは泣いてしまいます。縦令よしんば歯を食い縛って堪えても、身体の方が承知しないで、きっと熱がる、五六日は苦しむ。これで大抵のものは降参してしまうのです。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)