“やうぐわか”の漢字の書き方と例文
語句割合
洋画家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに、洋画家やうぐわか梶原かぢはらさんが、あめしのぎ、なみびて、ふねでも、いはでも、名勝めいしよう実写じつしやをなすつたのも、御双方ごそうはう御会心ごくわいしんことぞんじます。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
病気びやうきのために、衣絵きぬゑさんが、若手わかて売出うりだしの洋画家やうぐわかであつた、婿君むこぎみと一しよに、鎌倉かまくら出養生でやうじゆうをしてたのは……あとでおもへば、それもさびしい……はるころからつてた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あき野分のわけしば/\して、ねむられぬながの、あささむく——インキのかほりの、じつと新聞しんぶんに——名門めいもんのおぢやうさん、洋画家やうぐわか夫人ふじんなれば——衣絵きぬゑさんの(もうとき帰京ききやうしてた)重態ぢうたい
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)