“梶原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かじわら73.3%
かぢはら26.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梶原かじわら申しけるは、一歳ひととせ百日ひゃくにちひでりそうらひけるに、賀茂川かもがわ桂川かつらがわ水瀬みなせ切れて流れず、筒井つついの水も絶えて、国土こくどの悩みにて候ひけるに、——
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
北条や梶原かじわらのおべッか者や、またその権力にじ怖れている小心者の大名輩だいみょうばらに、どうして、これがいえるか。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それに、洋画家やうぐわか梶原かぢはらさんが、あめしのぎ、なみびて、ふねでも、いはでも、名勝めいしよう実写じつしやをなすつたのも、御双方ごそうはう御会心ごくわいしんことぞんじます。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「そんなものは出しやしません。唯の御浪人ですよ、梶原かぢはら源左衞門と言つてね、五十年輩の立派な人だが、ひどく足が惡い」