“一歳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとつ55.6%
ひととせ40.7%
ひとゝせ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
齢から言へば、孝子は二十三で、健の方が一歳ひとつ下の弟である。が、健は何かの事情で早く結婚したので、その頃もう小児こどもも有つた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
梶原かじわら申しけるは、一歳ひととせ百日ひゃくにちひでりそうらひけるに、賀茂川かもがわ桂川かつらがわ水瀬みなせ切れて流れず、筒井つついの水も絶えて、国土こくどの悩みにて候ひけるに、——
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
蜜蜂のふくろにみてる一歳ひとゝせにほひも、花も
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)