“むかふがは”の漢字の書き方と例文
語句割合
向側100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国府津で一緒になつた新聞記者が二人向側むかふがはに腰を掛けて居るので、この人にはやまひのためにはなしが出来ないと断つてあるのであるから、急に元気いたらいやな気持をおこさせるに違ひないと思つて
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
島を越して向側むかふがはの突き当りが蓊鬱こんもりとどすぐろひかつてゐる。女はおかうへから其くら木蔭こかげを指した。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
滿は向側むかふがは従兄いとこに話しかけた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)